社長あいさつ

福田道路株式会社は、総合建設業フクダグループの道路舗装部門を母体として、1970年に誕生しました。社会基盤である道路事業に主軸を置き、安全・安心な「道路づくり」に邁進してきました。1976年には日本海側初となる技術研究所を設立し、新技術・新工法開発に努め、全国で道路の伸展や拡張に関わり、物資の移動や人の暮らしを支えてきたのです。

日本に張り巡らされた道路は総延長120万キロを超え、国による道路建設計画は終盤に差しかかっています。同時に、道路に求められることは、補強や長寿命化、災害時の早期復旧、景観や環境との融合など多様化しています。また、人口減少や高齢化を背景に、工事に対しても工期短縮や人材不足解消のための省力化や効率化、さらには環境負荷の軽減も求められています。

福田道路は、凍結抑制や排水性を持つ高機能性舗装、産業廃棄物やCO2の排出を抑え環境に配慮した工法、さらには人口知能(AI)を活用した舗装路面の損傷状態を自動診断するシステムなどを開発して社会のニーズに即応し、将来を見据えた行動も加速させています。また、気候変動や自然災害の対策として、強度や耐性を向上させた道路、早期復旧の工法も提供し、社会インフラを守る使命を果たしています。

今、福田道路は、中期経営方針として「変革への挑戦」を掲げ、新たなステージへ向かう途上にいます。全社においてICT・AIの積極的な導入や作業手順の見直しを図り、生産性の向上と働き方革新を同時に推進しています。社員にとっては「働きがいのある仕事」「働きたくなる会社」であり、社会にとっては「これまでもこれからも、必要とされる企業」であるために挑戦し続けます。

私たちは「100年先も誠実」というグループスピリットを抱き、サステナブル社会という未来へ続く道を拓いていきます。

福田道路株式会社
代表取締役社長
坂上 浩則