高品質なアスファルト合材を
舗装現場へ届ける
原 健太朗
製品事業部
2020年 中途入社
入社の経緯
私は中途採用で福田道路に入社しました。前職は外資系ホテルの宴会・婚礼スタッフでしたが、コロナ禍で仕事が激減したことをきっかけに転職活動を始めたところ、合同面接会で福田道路と出会いました。
最初から建設や道路業界に興味があったわけではないのですが、面接の雰囲気が良く、リラックスして採用担当者と話すことができたことが、福田道路を選ぶきっかけとなりました。異業種からの転職でゼロからのスタートでしたが、不思議と不安はありませんでした。
現在の仕事
アスファルト合材工場で品質管理を担当しています。
工場では日々、舗装現場にお客様の要望に合ったアスファルト合材を出荷しています。皆さんが普段何気なく歩いたり、車で走ったりしている道路の仕上がりは、合材の品質に大きく左右されます。品質が悪いと現場での施工性が落ちて、すぐ亀裂や穴などの損傷ができたり、凸凹した通りづらい道路になったりすることもあるため、高品質の合材を舗装現場へ届けることが、耐久性があって長持ちする、平坦で通りやすい道路づくりに繋がっていきます。そのために材料試験から配合を決定し、お客様が満足する合材を作り、管理するのが品質管理の仕事です。
仕事のやりがい・魅力
私が最もやりがいを感じるのは、アスファルト合材の配合設計です。
この仕事は品質管理のメイン業務であり、料理のレシピを考えるのによく似ています。食材と同じように、材料にもさまざまな種類があり、種類や分量によって見た目や性質が大きく変わります。お客様のご要望に合った合材を作るために、材料費を決め、その合材を記録するのが配合設計です。
より良い施工を実現できないか、原価を抑えることができないかなど悩むこともありますが、作った合材がお客様に喜んでもらえたときは本当に嬉しいです。
印象に残るエピソード
どれだけ気を付けていても、出荷した合材にクレームをいただくことがあります。そのような時は上司に同行する形でお客様のところへ伺いますが、ある時お客様から合材以外の原因を問われ、答えることができませんでした。
合材に起きた異常の原因と対策を考えるには、まず合材についての知識や経験が必要です。さらに、材料の問題だけでなく、出荷時の様子や機械トラブルも考えられるため、他業務の担当者とも連携する必要があります。そのため、日頃から周囲とのコミュニケーションを大切にするよう心掛けています。
働き方・サポート体制
異業種からの転職で最初はわからないことばかりでしたが、上司や先輩たちが丁寧に教えてくださいました。「ゆっくり覚えていけばいい」と励ましてくれたり、「最近悩みはない?」と相談しやすい雰囲気を作ってくれたり、おかげで安心して業務に取り組むことができました。
中部支店では年2回ほど品質会議が開催され、新人職員の研修や他の品質管理職員との情報共有を行っています。親睦を深めて、何か困ったことがあれば助け合える体制になっているので心強いです。
新潟本社では、1年目に技術センターでの品管研修や新入社員研修などに参加させていただき、全国各地の新人職員と一緒になって勉強しました。同期は仲間であり、ライバルでもあるので、頑張っている様子を見聞きすると自分も負けていられないと力を出せます。
今後の目標
静岡県から愛知県へ転勤した際、中部圏内でさえ合材に対する考え方や種類が異なることに驚きました。新潟などの積雪地域や、関東関西ではどうなるのかにも興味があるので、ゆくゆくは全国を回って、知識と経験を磨きたいです。
また、自分の担当業務だけでなく、出荷や修理、営業など様々な分野に挑戦して技術を学び、いずれは工場長として工場運営を行いたいです。
オフの過ごし方
旅行が好きで、土日休みや長期連休によく出かけます。おいしいものを食べたり、買い物したり、その土地の文化や歴史に触れ、知ることが楽しいです。特に温泉地が好きで、疲れが一気に取れてリフレッシュできます。
また上司の勧めでゴルフを始め、見事にハマってしまいました。工場でゴルフ同好会をつくり、月1回ラウンド に向けて練習し、競い合っています。
1日のスケジュール
- 8:00
- 出社、朝礼で当日の出荷や職員の予定確認
- 8:15
- 材料の目視確認、出荷合材の目視・温度確認
- 9:00
- 現場試験(平坦性・透水性・現場密度等)
- 12:00
- 昼休憩
- 13:00
- 出荷業務補助
- 14:00
- 試験室(コア密度・ふるい分け・MT安定度・As抽出等)
- 16:00
- 書類作業(試験結果まとめ・材料承認等)
- 17:00
- 帰宅