健康経営の取り組みと
実施状況
福田道路株式会社では、健康経営に関わる取り組みが評価され、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)の認定を受けています。(2021年度より4年連続)
「健康経営宣言」
「働き方改革、生産性向上を果たすためには、社員一人ひとりが心身ともに健康で、最高のパフォーマンスを発揮することが重要です。また人生100年時代を迎えるあたり、現役時代は勿論、将来にわたり充実した人生を送るうえでも、健康は重要なテーマである」と考え、中期経営方針に「健康経営」を掲げ、様々な取り組みを実践します。
健康経営最高責任者
福田道路株式会社
代表取締役社長 坂上浩則
福田道路の「健康経営」
当社が掲げる「健康経営」を展開する上で、その成果の確認や人的資本開示の観点から健康経営の目的と体制、健康経営施策取組状況と指標を開示いたします。
健康経営を推進する目的
社員が健康で働きやすい環境を作る目的で、2016年の中期経営方針で「未病対策を、2019年に「健康経営」を盛り込んでいる。健康に起因する従業員のパフォーマンスの低下を防ぎ、「人生100年時代」に向けて退職後も健康な状態で過ごすことができる「健康寿命」の延伸をサポートすることで、従業員とご家族が満足感を得られる職場環境を創出する。
健康経営を推進する体制
最高責任者を代表取締役社長として、健康経営推進の部署は総務部とする。
健康経営推進責任者を総務部長として、各事業部長や本支店長・事業所長、事務担当者、職員組合、産業医、健康保健組合との連携や、全事業所で毎月実施する安全衛生委員会の活用により、横断的な活動の推進と情報共有を実施する。
戦略マップ
健康経営宣言を実現するため、目的・施策・期待する効果を開示いたします。
健康経営の取り組み
健康宣言とFRC2020
当社は全国土木建築国民健康保険組合のHPにて健康宣言を掲載し、社員の健康を最優先に考える姿勢を示しています。さらに、「FRCヘルスサポート2020」という健康経営施策を掲げ、就業時間内の完全禁煙やウォーキングイベントの開催、人間ドックの受診推奨など、従業員の健康増進をサポートする多岐にわたる取り組みを実施しています。
ベジメータとベジチェックの活用
全国土木建築国民健康保険組合の管理栄養士の方をお招きし「ベジメータ測定会」を開催しました。ベジメータとは、「普段どのくらい野菜を摂れているか」を“見える化”する機械です。さらに、セルフチェックとして、ベジチェックをレンタルし、本社等で1ヶ月設置しました。
禁煙の日 - スワンの取り組み
当社では、毎月22日を「スワン(吸わん)」の日と定め、禁煙を推進しています。事業所内には、この取り組みを啓発するポスターも掲示されています。また、就業時間内禁煙・敷地内禁煙・受動喫煙ゼロを目指す取り組みも実施しています。
認定
当社は、「2024健康経営優良法人」「スポーツ庁スポーツエールカンパニー」「2024にいがた健康経営推進企業マスター」「新潟市健康経営認定事業所」等の認定を受けています。
各施策の実施状況
健康診断実施状況(全従業員対象)
2024年 目標値 |
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
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定期健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
要精密検査等再受診率 | 100% | 89.5% | 58.7% | 64.9% | 80.1% | 77.3% | 72.5% |
人間ドック受診率 (40歳以上) |
100% | 80.5% | 75.0% | 71.9% | 45.9% | 36.0% | - |
健康診断結果・生活習慣アンケート結果(全従業員対象)
2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
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要精密検査等対象者率 | - | 42.2% | 41.3% | 42.8% | 41.6% | 37.6% | 28.8% |
喫煙率 | 32.6% | 35.6% | - | - | 39.6% | - | - |
「BMI適正範囲」率 *1 | - | 60.4% | 58.6% | - | - | - | - |
「運動習慣がある」率 *2 | 46.4% | 44.1% | - | - | - | - | - |
「睡眠による休養」がとれている率 *3 | 59.0% | 59.3% | - | - | - | - | - |
*1 BMIは18.5以上25.0未満を適正値とする。
*2 日常生活おいて歩行または同程度の身体活動を1日1時間以上実施の割合
*3 睡眠で休養が十分とれている割合
ストレスチェック実施状況(全従業員対象)
2024年9月 | 2023年9月 | 2022年9月 | 2021年10月 | |
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ストレスチェック 受検率 |
100% | 100% | 100% | 98.1% |
総合健康リスク *1 | 96点 | 97点 | 98点 | 94点 |
*1 総合健康リスク 「仕事の量・コントロール」「上司・同僚の支援」より、職場環境による健康リスクを判定。
※全国平均を100として高いほど高リスク判定
ウォーキングチャレンジ(全従業員対象)
第6回(2024年5月) | 第5回(2023年10月) | 第4回(2023年5月) | 第3回(2022年10月) | 第2回(2022年5月) | 第1回(2021年10月) | |
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参加率 | 80.1% | 77.7% | 73.5% | 70.6% | 70.4% | 65.7% |
参加者 *1 | 720名 | 675名 | 664名 | 608名 | 602名 | 529名 |
平均歩数 | 7751歩 | 6926歩 | 6658歩 | 6723歩 | 6490歩 | 6250歩 |
目標歩数(8000歩)達成者数 *1 | 310名 | - | - | - | - | - |
参加者アンケートによる効果検証 *2 | 70.0% | - | - | - | - | - |
*1 参加者、目標歩数達成者には直接雇用関係にない参加者を含みます(参加率は従業員対象)
*2 任意の参加者アンケートで「運動習慣を定着または意識して実行」している人の増加率(実施前202人⇒実施後290人)
アブセンティーイズム(全社員対象)
2023年 | 2022年 | |
---|---|---|
疾病による欠勤日数 *1 | 1.1日 | 1.1日 |
*1 有給休暇を含まない、疾病による欠勤日数を1人当たりの平均日数により算出
プレゼンティーイズム(全従業員対象)
2024年9月 | 2023年9月 | |
---|---|---|
損失割合 *1 | 24.0% | 25.3% |
回答率 | 100% | 100% |
有効回答率 | 100% | 96.0% |
*1 SPQ・東大1項目版により、パフォーマンスの損失割合を調査。全従業員の平均値で、高値ほど損失が大きい。
ワークエンゲージメント(全従業員対象)
2024年9月 | |
---|---|
「活力」の質問 ポジティブ回答率 *1 | 60.1% |
「熱意」の質問 ポジティブ回答率 *2 | 72.2% |
回答率 | 100% |
*1 新職業性ストレス簡易調査票「仕事をしていると、活力がみなぎるように感じる」に「そうだ」「まあそうだ」と回答した割合
*2 新職業性ストレス簡易調査票「自分の仕事に誇りを感じる」に「そうだ」「まあそうだ」と回答した割合
雇用・労働状況
雇用状況(全社員対象)
2024年 3月 |
2023年 3月 |
2022年 3月 |
2021年 3月 |
2020年 3月 |
|
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平均勤続年数 (全社員) |
23.6年 | 23.6年 | 23.5年 | 24.1年 | 22.3年 |
平均勤続年数 (男性) |
24.0年 | 24.2年 | 23.8年 | 24.5年 | 22.7年 |
平均勤続年数 (女性) |
19.5年 | 18.1年 | 19.8年 | 19.3年 | 18.0年 |
労働時間(全社員対象)
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
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所定外労働時間/月 | 18時間 | 18時間 | 21時間 | 23時間 | 25時間 | 23時間 |
休日取得(全社員対象)
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
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有給取得率 | 70.8% | 72.3% | 60.0% | 59.3% | 58.0% | 58.4% |
労働災害
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
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労働災害件数 (休業4日以上) |
3件 | 2件 | 4件 | 2件 | 2件 | 1件 |
生き生きと元気に働ける快適な職場づくりを
「人生100年時代」にあっては、企業人生における健康維持はもちろんのこと、その後の健康寿命延伸を現役時代から意識づけることで 「人生設計」をアシストできます。従業員の健康管理は職員自身とその家族にとって、極めて重要な項目である一方、会社としても組織の総合力発揮に深くかかわり、かつ経営的観点からも極めて重要との判断から、中期経営方針に 「健康経営」を盛り込み、担い手不足が深刻化する建設業界において、従業員がやりがいを感じ、生き生きと元気に働ける快適な職場づくりを目指しています。